「OPP防曇フィルム」のご紹介
防曇フィルムは、簡単に言うと「曇りにくいフィルム」です。フィルムの内側の水滴を膜状にして、曇って見えるのを抑える機能をもっています。そのため、水分を含む商品を包装する用途に広く用いられています。ボードン(防曇)袋という呼び名ですっかり定着しています。
防曇フィルムは、製膜する工程でフィルムのなかに防曇剤を練り込んだり、フィルム表面に防曇剤を塗布することで、曇り抑制効果を発揮します。
そして、防曇フィルムの中でも「OPP防曇フィルム」は、透明度が高く衝撃に強いOPP(二軸延伸ポリプロピレン)の特性に、さらに防曇性が加わり、様々な包装に幅広く活用されています。
● 青果物のパッケージには「OPP防曇フィルム」がオススメ!
「野菜やくだものを新鮮にパッケージしたい!」
「なるべくおいしそうに見えるよう、見た目を工夫したい」
青果物の販売には、鮮度保持と見栄えの両方が大切です。丹精込めてつくられた青果物を「おいしそう!」と思える状態でお客様にお届けできるのが一番ですよね。それをお手伝いするのがOPP防曇フィルムです。
青果物の劣化を引き起こす要因のひとつに「蒸散」があります。「蒸散」とは青果物が根から養分を吸い上げ、葉などを通じてあまった水分を外に放出する作用のこと。そして収穫後、根から切り離された状態でも蒸散作用は働き続けるので、次第に青果物からみずみずしさが損なわれてしまうのです。
そのため、青果物をフィルム包装している場合、蒸散した水分がフィルムの内側を曇らせてしまいます。
「曇り=水滴が多くなる」と、パッケージの中身がはっきり見えなくなるだけでなく、水滴が袋の底にたまったり、中の青果物に水が付き、腐敗やカビが発生する原因にもなりえます。
防曇フィルムは、「曇りにくい=水滴が発生しにくい」製品のため、このような劣化をなるべく抑え、鮮度を保持するのに役立ちます。
【商品カタログ】
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精工では、無地袋の他に、野菜やくだものなど作物ごとに文字・イラストを印刷したパッケージも規格品として取り揃えております。様々な場面で使える規格品を多彩にご用意しておりますので、欲しいと思ったらすぐにご注文頂けます。詳しくは精工カタログパッケージコレクションをご覧ください。
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