創業100年以上の歴史のなかで培ってきた私たちの強みを、4つの視点からご紹介いたします。
技術力、生産体制、環境への取り組みなど、精工を語るうえで欠かせないキーワードから、
当社のことをより深く知って頂ければと思います。
活版印刷業からスタートした精工は、徐々にその事業形態を変化させ、現在では農産物を中心とした軟包装資材の提案から製造まで一貫して手掛けるメーカーとして、100年以上の歴史を積み重ねてきました。時代のニーズに合わせて進化を遂げてきた、精工の「包む技術」の一端をご紹介いたします。
食生活の変化や核家族化など、時代が移り変わるごとに青果物の販売形態は変化し続けています。例えば以前は野菜や果物は収穫されたままの状態で販売されるのが一般的でしたが、今では切り分けられて販売されることがほとんど。このように販売形態が変わっていったことにより、今では野菜や果物は「包まれて陳列される」ことがあたりまえになってきました。「包む」と一言で言っても、鮮度保持機能をもったフィルム、作業性に優れた包材、店頭で陳列しやすく見栄えのよい形状など、求められる機能は多岐に渡ります。このような幅広いニーズに応えた製品開発こそが、精工の技術力の強みと言えます。
環境問題に対し、精工が大切にしていることは大きく2つ。環境に配慮したリサイクルできる仕組みをつくることと、食品ロスを出さないことです。軟包装資材メーカーの社会的責任として、まずはプラスチックの使用量をできるだけ抑えるパッケージの製品開発に注力しています。併せて、使用する素材もポリプロピレンに限定し、この素材自体が資源として循環できるような仕組みづくりを実践しています。また、社内にある「鮮度保持研究室」で継続的に鮮度劣化に対する研究を行っており、食品ロスをできるだけ無くすパッケージづくりに取り組んでいます。
当社は売り場・デザイン企画のご提案から印刷・製袋までを自社で担う「一貫生産体制」をとっています。まずは営業担当が直接お客様のニーズをヒアリングし、解決策をご提案。その後、製造職がご提案した製品をスピーディーかつ高品質にカタチにしていきます。このように、営業・製造が一丸となって課題解決に取り組むことができる点が精工の強みと言えます。
また、あらゆる加工に対応できるよう、一貫生産を可能とする工場を3地域(宮城県・茨城県・高知県)に設けており、どのような状況下でも製品をお届けできる体制をとっています。今後も多様化するニーズに応えられるよう、安定供給ができる仕組みづくりや、環境面などの付加価値の高い製品づくりに挑戦していきます。
創業1911年[明治44年]、 当社は “新鮮と安心を包む”を基本理念に掲げて、『新5S+S』を指針とし、安心してご使用いただける、 環境にやさしい安全な包装資材を提供すること、また地域の方々、社員にとってやさしい、持続可能な社会に貢献する企業であることを目指していきたいと考えております。
歴史をひもとくと、そこには現代の我々にも通じる問題提起が潜んでいます。 私たちは包装業界の歴史を振り返ることで、これからの精工が目指すべき道を見つけ、今後はこの100年で種を蒔き、そして培った実りを皆様にお届けすべく、農業への貢献を軸とした様々な活動にチャレンジしていきます。
2011年より取り組み始めた包装機械の製造・販売は、今では当社の事業の柱の一つとして成長しました。社会全体での食の多様化や核家族化、少子高齢化が進み、就農人口はますます減少、農産物の少量販売やカットサラダの登場に代表されるように、食品の包装も多様化、細分化が進んでいます。このような時代背景から、農業現場での作業効率化が図れる包装機械の製造・販売にも力を入れ、包装資材も含めて「包む」ことのトータルフォローを行っていきます。
『環境との調和』を事業活動の最優先課題の一つに掲げている当社は、今後も人・環境に配慮した安心・安全なパッケージをクリーンな環境で製造していきます。